卵巣ガン治療+日記

病気のこと、日々のこと

◆ICU

手術が終わり、ストレッチャーで運ばれているときに看護師さんから声をかけられ一度目が覚めました。

「ももさーん!聞こえますか?終わりましたよー」

目が覚めた途端、お腹に激痛が!

重くて痛い。゚(゚´Д`゚)゚。

経験したことのない痛み!

(こんなに痛いなら起こさないで〜)

と思いながら、またすぐに意識がなくなりました。

次に目が覚めるとICUにいました。

やはりお腹がズドーンと痛い。

看護師さんが気が付いて声をかけてくれました。そして楽になるように体に枕を入れて体勢を整えてくれました。私の場合は片方だけに入れると身体が斜めになる、そのちょっと斜めなのもお腹が痛くて耐えられず、両側に枕を入れてもらい固定してもらいました。

ほんのちょっとのことでも腹筋って使ってるんだなぁと思いました。

「ご家族に知らせて来ますね」と看護師さん。

父母がやって来て

「良かった!良かった!じゃ、帰るからねー」

と。何時だったのかわかりませんが待っててくれたんだと感謝でした。

しばらくして娘が来てくれました。

私の手を握りながらポロポロ泣きます。

私の方が傷が痛いのに、と思いながら

「大丈夫やからね!」

と、娘を励ます。という変な展開に(笑)

長時間は駄目ということで直ぐに帰って行きました。

部屋にはずっと看護師さんが付いていて、何かあれば押すようにと、ブザーを手に握らせてくれました。

酸素マスクをしていたんですが、とにかく口が渇く。「水は飲めませんがゆすぐことは出来るので」と言われ、何度もブザーを押して水を口に含ませてもらいました。何回も何回も申し訳ないと思いましたが、こんな時まで我慢しなくてもいいやん!と開き直りました。

寝てしまえば痛みを忘れられるので、寝ることに努めました。

起きるとズドーンですから(笑)

酸素マスクと指を挟んでいる酸素計も鬱陶しく腹が立ってくるので、寝ることに必死でした。